浮気と不倫の意味と違い、浮気調査での証拠収集方法

2021年8月25日

浮気と不倫

浮気と不倫の意味と違い

探偵の仕事の中でも需要があるのは「浮気調査」「不倫調査」という仕事です。

浮気」や「不倫」は男女交際に関わることでもあるので、どちらも比較的よく耳にする言葉ではないかと思います。

ところで、浮気と不倫という言葉は一般的に同じような意味合いで使用されていますが、厳密に言えば異なる点があります。

一体何が違うのでしょうか?

不倫と浮気の違い

まず、不倫は「配偶者を持つ者が他の人物と性的関係になること(不貞行為)」を指します。

浮気という言葉は広範囲に使用され、配偶者がいるいないにかかわらず、恋人など交際関係にあるものが他の人物と性的関係を持つこと全般に使用されています。

文字から解釈すると、浮気は「気持ちが浮つく」ということになりますが、不倫の倫は倫理を指し、倫理には社会的に慣習として成立している行為規範(道徳)という意味があるため、「道徳に反する」という意味合いがあることになります。

不倫の持つ意味や重み

映画や小説などのテーマとしては、浮気より不倫のほうが使われることが多いように思いますが、それは言葉の持つ意味や重みが関係しているのではないでしょうか。

浮気というのは何となく若い恋人同士をイメージする軽い言葉、浮気は若いが故の不埒、という感じがしますが、不倫は反道徳そのもの、さらに言えば重大な罪のようなニュアンスが感じられます。

不倫は文化という言葉が話題になったこともありましたが、背徳性が強い分、文学・芸術分野においては浮気より不倫のほうがふさわしいということかもしれません。

探偵業界では浮気調査と不倫調査はほぼ同様の意味で使用されていますが、上記の定義からすると不倫調査という言葉は配偶者が浮気している方から依頼を受けた場合のみに使用される言葉と言えます。

どこからが浮気・不倫の境界線なのか?

ネットでたびたび目にする話題のテーマとして、「どの境界線を越えたら浮気になるのか(アウトになるか)」というのがありますよね。

  1. 連絡先を交換した
  2. 頻繁に連絡やメールをしている
  3. 実際に二人きりで会った(遊んだ)
  4. 手を繋いだ
  5. 抱き合った
  6. キスをした
  7. お泊りをした
  8. 性行為をした

などが境界線として考えられるようです。

単に恋人間で起こった浮気ということなら「どれをやってもアウト!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

まあだいたい「手をつないだ」あたりから「友人」という言い訳が通用しなくなるのでアウトかなという気もしますが、そこは個人個人の考えや価値観で境界線は変わると思われます。

しかし、これが浮気にしろ不倫にしろ「不貞行為」という違法行為となると明確に線引きが発生します。

  • ※不貞行為の定義
  • 配偶者のある者が自由な意思にもとづいて配偶者以外の人物と性的関係を持つこと

つまり、「性行為」をしたかしていないかで不貞行為が成立するかしないかが決まるわけですね。

浮気調査・不倫調査での証拠収集方法

しかし、これを裁判等で不貞行為の証明をしようと思ったら困ったことが起きます。

実際の性行為の現場をおさえるというのは、考えてみればほぼ不可能ですよね。

ですので、浮気調査で不貞行為の証拠を得る場合は「お泊り」の現場(マンションへの出入りなど)をおさえれば証拠とすることができます。

浮気・不倫をするということは、浮気するカップルがどこかの場所で性行為を行うということです。

もっとも多いのはやはり「ラブホテル」の利用になります。「ラブホテル」の場合、そもそも性行為をするための場所ですので、カップルの出入りが浮気の証拠として成立します。

「シティホテル」「旅館・リゾートホテル」などは宿泊施設なので、いずれも二人がその場所にチェックインして泊まっていたということを証明しなければなりません。

「マンション・アパート」の場合は宿泊した事実、もしくは同棲している事実を固めることになります。

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Posted by 元探偵X