ネット上にある探偵・興信所の口コミや評判、ランキングは信用できるのか?

2022年1月18日

インターネット

探偵・興信所の口コミや評判の信憑性

依頼する探偵をお探しの時に、ネット上の「口コミ」や「評判」を参考にしてみよう、という方もいらっしゃるかもしれません。

探偵社自身の主張や説明よりも、まず実際に利用した人からの第三者の声を参考にしよう、というのは一つの考え方ではあります。アマゾンなどのレビューを参考にするのと同じ方法ですね。

しかし、この探偵に関する口コミや評判、どの程度参考になるのでしょうか?

まず探偵という仕事について考慮してみる必要があります。

探偵のお客さんはいわゆる「依頼者」なわけですが、依頼内容は個人のトラブルに関すること、企業が秘密裏に調べていること等に関わることです。いずれも依頼者からすれば、通常は「依頼したこと自体を秘密にしておいてもらいたい」こととなります。

それをなぜ、たくさんの依頼者が自ら誰もに見られて拡散のリスクもあるネット上などで語るのでしょう?

依頼者がそれを明かすことによって生まれるメリットは何一つないと思われます。よくよく考えてみればおかしなことなわけですよね…。

探偵・興信所の口コミサイトは信頼性が低い

この時点でかなり信用できないものと言えますが、そもそも口コミWEBサイトのシステムにはとても公正とは言えないケースが多く見られます。そのサイトの管理者が一部だけに有利に働くように結果を操作することが容易だったりするからです。

中には探偵社側から全く身に覚えのない内容の口コミが複数書き込まれているとして捏造を指摘されたサイトもあり、わざわざ口コミの形態にしていますが「自作自演」や「特定業者への誘導」もしくは「アフィリエイトサイト」ではないのかと疑わしくなります。

また、誰でも書き込める匿名掲示板(5ch等)なら実際に依頼したことがない人でも書けてしまいますし、同業者がライバル社の悪口を書き込むこともできますし、自社の良い評判を自ら書くことだって出来てしまいます。

数百数千社とある探偵事務所・興信所の中で、名指しで書き込みがあるのがごく少数の探偵事務所や興信所に偏っていたりする場合も不自然と言えますよね。

そう考えると、ある探偵社を良く言う口コミも悪く言う口コミも、どちらも信憑性に欠けるとしか言えません。

返信機能のある口コミ

ただ「Googleクチコミ」など相手に対して直接書き込む、且つ書かれた側からの返信が可能なものに関しては、例えば悪評を書き込まれた時に反論や相手とのやり取りをすることが可能なため、内容によっては事実であったり信憑性が高いケースがあります。

※逆に良い口コミに関しては自演が容易です。私が今まで見てきた印象では下記のような割合になります。

  • 依頼者による良い口コミ 0.5 : 9.5 自演口コミ(自社・業者含む)

Googleクチコミも当然ながら宣伝手法の一つとなっています。例え探偵社の仕事に本当に満足できたとしても、多くの依頼者の方は対価として「数十万~数百万円の高額支払い」をしているのですからわざわざ良い評判を書いて探偵社の宣伝までしてあげようという気にはなれないだろうというのが私の考えです。

結局、何を信用するかはご自身の判断次第となるわけですが、全ての口コミや評判を鵜呑みにしてしまうことだけは避けた方がよろしいでしょう。

探偵・興信所ランキングサイト

興信所や探偵事務所をインターネットで探そうという場合、「興信所」や「探偵事務所」というキーワードで検索すると、興信所や探偵事務所にランキングをつけたウェブサイトが見られることがあります。

多数のメディア出演を売りにしている探偵事務所などがランク1位になっているのを見かけますが、このランキングサイトの内容を鵜呑みにしてしまうのは危険です。

ランク付けの定番

料金の安さ

一番よくあるパターンは「料金の安さ」のランキング付けです。

ランキングに載っていない他社と比較すると「料金が安い」ことを主眼としているにもかかわらず、そもそも1位や2位の興信所・探偵事務所の料金が他社と比較して決して安いとは言えず(というか不明)、むしろ「高額」の可能性すらあります。

調査力

その次に多いパターンは「調査力」のランキング付けです。

この調査力についてですが、探偵業は守秘義務がある秘匿性の高い職業だということはお分かりいただけるでしょう。数だけなら何百と存在する探偵事務所の秘匿性の高い内容を、探偵事務所外部の人間がどうやって比較できるのでしょうか?

「調査力比較ランキングの実現性自体が極めて低い」という事実だけで、既にそのランキングの内容の「信憑性はゼロ」に等しいのです。

探偵・興信所のランキングサイトがなぜできるのか

では、これらのランキングサイトは一体誰が何のために作ったのか?という話になってきますが、3つほど理由が考えられ、探偵・興信所業界に関しては「そもそも信頼できるランキングサイト自体が存在していないのではないか」とも考えられます。

  • ランキング1位の探偵事務所が業者に作らせた
  • 探偵事務所を宣伝して利益を得ている人が作っている
  • アフィリエイターが作っている

ランキング1位の探偵事務所が業者に作らせた

1位に選ばれている探偵事務所が、業者に依頼して自社の都合の良いように作成させたサイトであるケースが考えられます。

探偵事務所を宣伝して利益を得ている人が作っている

ネットではアクセスの集まるサイトは他者の宣伝をして広告収入を得ることも可能です。一見、広告とは見えませんが、探偵事務所を広告主として利益を得ているサイトである可能性があります。この場合、掲載順位によって広告料金は異なる(1位が最も高い)とも考えられます。

アフィリエイターが作っている

アフィリエイターは自サイトに掲載した広告から成約をさせて収入を得ます。ちゃんと比較したわけではなく単純に興信所・探偵事務所の中から成約単価が高いものが1位・2位・3位等に選ばれている可能性があります。