探偵が2名必要な理由

2017年4月30日

「探偵(調査員)1名で調査をしてもらって少しでも料金を安くしたい」とお考えになる方がいらっしゃるかと思います。

もちろんそのようにお考えになることは承知しておりますが、多くの探偵事務所が尾行の契約は「2名から」としているのには理由があります。

例えばよくある状況を用いて説明致しますと、対象者が退勤した後の行動を調査するとします。対象者の勤務先には出口が表裏の2つあり、その2つは同時に見ることができません。

そして調査員が勤務先ビルの中にも入れないとしたら、1名では2つの出口を同時に張り込むことができないのです。

対象者の移動手段や立地条件を考慮し、対象者が出てくる可能性の高い方だけを張り込むという方法も考えられますが、調査の開始からいきなりそのような不確定な状況で調査を行いたいでしょうか?

上記を例として挙げましたが、基本的な調査の開始場所である対象者の勤務先ビルや自宅マンション等で頻繁に発生する状況でもあります。

さらに一旦尾行が開始されると、どのような場所でもこのような不確定な状況は起こる可能性があります。

常に1名で尾行しなければならないとすると、御依頼者様側にとって満足のいく結果も得にくくなります。

調査員2名のバランス

また、調査員1名の場合と2名の場合では、調査の発覚リスクも格段に高くなります。

1名で尾行を行った場合と2名での尾行を行った場合では、違う尾行方法をとることになります。

単純に調査員が多い方がより発覚しにくい尾行方法をとることができるのです。

調査員1名では御依頼者様の要望や尾行中に想定される事態への対応が難しいことが多くなり、人員を削ることによる料金の安さを求めた結果、御依頼者様の思うような調査が行われず、対象者を見失ったり、万が一調査発覚ともなれば大きなトラブルのもとになります。

調査員2名というのは、おそらく探偵業界が人件費と調査での対応力を考慮してバランスを取ってきた結果なのです。

これらは尾行による調査を多く経験した者にしか実感しにくいことでもありますが、依頼をお考えの方に御理解を頂ければと思います。

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